国際自然医学会会員 鍼灸治療院 はり・きゅう・マッサージ
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患者さんの多くは肩こり、腰痛、膝痛、五十肩など様々な症状を訴えて治療院へこられます。そして、これらのこりや痛みが取れれば良いと思いがちです。確かに治療をすればこりや痛みは和らぎ楽になります。
しかし、日が過ぎればまた元の状態に戻ってしまいます。このような繰り返しを何ヶ月も、何年も続けてしまい症状の改善が思うように進まずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
はり・きゅう・マッサージなどの外面治療により良い刺激を与えて「気」の廻りを整えて「血液」の循環を改善させるのは大切なことですが、それと同様に大切なことは身体の中からの内面治療の食養生の考えです。
私たちの身体は食べ物の化身であり、正に食べ物が血液を造り、その血液が身体と心をつくり養っているのです。そして、現在の自分の身体(体質)と言うのは今まで何年、何十年と食べ続けてきた食べ物(食事)の総決算の身体なのです。
ですから、食べ物を変えることにより体質(身体と心)も変わります。もちろん良くすることも悪くすることも出来、非常に柔軟性があります。
つらい症状や病気を造っている今の体質を改善するには血液の質、食べ物の質を正すことが必要です。正に、食い改める(悔い改める)ことが必要です。
そのためには、あらゆる生物が環境に適したものを食べて生きているように、動物である私たち人間も環境に合う、気候風土に適う食べ物を食べていかなければなりません。気候風土に適さないもの、不自然な薬漬けの食品をを食べ続けると、身体のバランスは崩れ、「気」、生命力も低下して来て症状や病気は造り出されます。
私たち日本人は、やはり日本の気候風土に適う日本の伝統食を理想とすべきです。 ぜひ、日本の伝統食を見直してほしいものです。日本の伝統食を簡単に見てみますと、玄米などの未精白の穀類を主食として、旬の野菜や野草、海藻類や小魚介類を副食として、また調味料は自然塩、天然醸造の味噌と醤油とした人間の食性に適う素晴らしい食形態です。
そして、食べ物は地の物や国内産にこだわり、旬の物でなるべく自然農法の物(それに近い物)を選び、化学物質や添加物のない物を選びましょう。

速やかに体質改善をして病気治療をされたい方は、体質に合わせた整腸浄血食品をご紹介いたします。整腸浄血食品は胃腸の働きを正常化させて腸の宿便や古便を取り除き、きれいな血液と免疫力の正常化により自然治癒力を効率的に高めていきます。
本当に症状や病気を治すことが出来るのは自分自身の自然治癒力(=免疫力)だけです。
本物の治療、本当に治す治療を希望される方は、ぜひ内面治療の食養法の第一歩を踏み出してください。必ず体質は改善され、つらい症状や病気から根本的に開放されることでしょう。
極力ひかえる食品(病因食)
肉類、ハム、ソーセージ、サラミなど、干し魚(さんま、あじの開き、みりん干し、にぼしなど)
練り製品(はんぺん、ちくわ、かまぼこなど)
牛乳、乳製品
インスタント食品(カップめんなど)
甘いもの(チョコレート、アイスクリーム、ケーキなど)
コーヒー、アルコール、たばこ

常食する食品(治療食)
◎ 主食・・・ 玄米、そば、あわ、ひえ、きび、丸麦、ハト麦、玄米パンなど
○ 副菜
   *野菜は皮むき、アク抜きはなるべくしない。
根菜類・・・ にんじん、ごぼう、れんこん、大根、玉ねぎなど
緑黄色野菜・・・ ほうれん草、小松菜、春菊、ニラ、かぼちゃ、長ネギなど
野草類・・・ せり、よもぎなど
海藻類・・・ わかめ、こんぶ、ひじき、のり、もずくなど
豆類・・・ 大豆、小豆、黒豆
大豆製品・・・ 納豆、豆腐、ゆば、高野(凍り)豆腐など
(大豆は日本の伝統食では玄米に次ぎ大事な食べ物です。)
調味料・・・ 天然醸造の味噌・醤油・酢、自然塩(特に減塩はしない)、黒砂糖(少量)
(味噌汁のダシはこんぶ、しいたけなど植物性のものを選ぶ。)
発酵食品・・・ 自家製の漬物(市販の物は添加物に注意)、納豆、味噌、醤油、酢など
いも類・・・ さつまいも、里いも、山いもなど
小魚介類・・・ しらす、小えび、あさり、しじみ、カキなど
(なるべく頭から尻尾まで食べられる物を選ぶ。)
油・・・ ごま油(一番絞り)
きのこ・・・ しいたけ、しめじ、舞たけ、なめこなど
くだもの・・・ 季節の物
その他・・・ ごま
*生の物は身体を冷やす働きもありますが、大事な消化酵素を多量に含みます。少量の旬の果物や野菜(塩もみして冷やす力を弱めて)をサラダ等にして上手にとりましょう。
@ 腹7〜8分目の「小食」にする。
胃腸を酷使せずに、または胃腸を休めて胃腸の回復を計ります。治す力は胃腸の力です。
人間の食性に適う質の良い食べ物を摂り、良く噛んで(30回以上)食べる。
朝食抜きの1日2食が理想。現代人は美食、飽食の人が多く少し体重を減らすことが大事です。体重が減る時に老廃物や毒素が排泄されます。

A 肉食、乳製品、外食での油物(てんぷら、フライなど)、甘いもの、コーヒー、たばこなどは胃腸に負担を掛けて、血液を汚しますので、病因食ですので極力避けてください。

B 食べ物は命を養う大切なものです。
最低でも国内産で旬の物にこだわり、農薬、殺虫剤、ホルモン剤、合成添加物などの化学物質の入ってないものを選びましょう。
*緑黄色野菜、根菜類、葉菜類、海藻類、きのこ類、納豆など大豆製品を多くとりましょう。

C薬は飲まないのが原則です。
食養生をしっかり実行されますと体質は少しずつ改善されて、薬に頼らない身体に変化していきます。
薬は症状を抑えているだけで、基本的に治す力は全くありません。
薬は大切な胃腸や内臓に負担を掛けて血液を汚し、免疫力を低下させ自然治癒力を低下させます。
長期服用ともなれば副作用として新たな症状や病気を造り出してしまいます。
薬で症状を一時的に抑えたり、病巣を手術で取っても、体質を根本的に変えない限りいずれ再燃、再発します。
本当に治すことが出来るのは自分自身の自然治癒力=免疫力だけです。
自然治癒力=免疫力とは胃腸の力であり、胃腸より造られるきれいな血液の力です。

D日常的にしっかり身体を動かし、良く歩きましょう。
ウォーキング、ストレッチ、柔軟体操、気功など毎日継続できる無理の無い運動で気血の流れを活発にしましょう。
*激しい運動、ジョギング、スポーツなどは活性酸素を大量に発生させますので、治療中はマイナスになりますので気を付けましょう。

E睡眠はPM10時〜AM2時が自然なリズムに沿った、脳や内臓のひずみを癒す大切な時間帯です。少しでも多くこの時間帯を入れて眠りましょう。
早寝早起きが基本です。
カフェインは大事な睡眠の質を落としますので、夕方6時以降はカフェイン含有の緑茶、コーヒー、紅茶、ウーロン茶などは控えましょう。 出来ればカフェインの無い健康茶、ハーブティなどが良いでしょう。
食養生法を行う上で大事なことがあります。
今、テレビの健康番組や健康雑誌などで食事、栄養に関する情報が氾濫して、一部では役立つこともありますが全体として間違っている情報が多く、何をどうやったらよいのか迷っている人も多いと思います。 そのための判断基準は・・・
@ 人間の食性に適うものかどうか?
人間も動物の一員であり食性があります。現代人はなりふり構わず何でも食べてしまいますが、それが病気の原因ともなっているのです。
食性を考える上で分かりやすいのは、歯の構成とその割合を見ると良いと思います。
歯は全部で32本ありますが、一番多い歯は奥歯の臼歯で20本(20本/32本=5/8)、次に多いのは前歯の門歯で8本(8本/32本=2/8)、そして犬歯の4本(4本/32本=1/8)です。
奥歯の臼歯は穀類(日本では特に玄米が大事)をすりつぶすための歯で食事全体の5/8、前歯の門歯は野菜、野草、果物など植物性の物で2/8、犬歯は肉類や魚介類など動物性の物で1/8、この割合で食事するのが本当のバランス食になります。
一番大切で一番多く食べなくていけない食べ物、それが日本の伝統食では主食となっているお米(もちろん未精白の玄米)なのです。本当は5/8ですが半分の1/2は食べたいところです。
そして、残りの半分を野菜、野草、海藻類など、一部は漬物、味噌汁の具にして摂ると良いでしょう。
このような食事は一見粗食に見えますが、このような食事こそが何百年、何千年、何万年と脈々と命を受け継ぐことが出来る食形態なのです。
現代の肉食、乳製品中心の食事で、白砂糖や添加物満載の食品を飽食して摂り続けていけば心身共に異常をきたして、果たして人類はあと何十年、何百年持つのか疑問です。
西洋栄養学的な考えでお肉を食べたら野菜を食べればバランスが取れるような気がしますが、このような食事ではバランスでは取れず、かえってアンバランスになっているのです。

A 自分の住む環境に適したものかどうか?
「身土不二」という言葉がありますが、これは「私たちの身体は暮らしている土地(環境)と一体であり、決して分けることが出来ない。」という意味です。
自然というのは素晴らしいもので、寒い土地や寒い季節には身体を温める作物がとれ、暑い土地や暑い季節には身体を冷やす作物がちゃんと出来ます。
地の物で旬の物をいただくことが、自然と身体のバランスを取り心身共に健康にします。

B 「一物全体」が理想
人間を始め全ての生物は、全体的に有機的なつながりを持ちながら機能して神秘的な生命力を維持しています。
全体として生きているときが最高の生命力を持っていますので、食べ物はなるべく全体食を心がけることが大切です。
例えば一番大切な主食のお米で考えて見ましょう。
「白米」と「玄米」を比べると、これらを土にまき水やりや適温管理をするとどうなるかを見ると生命力の違いが良く分かります。
「玄米」は発芽をして次世代の生命を宿しますが、「白米」は残念ながら腐ってしまいます。
このように「玄米」は全体食で生命力が高く、「白米」は部分食で生命力が低いのです。
「米」辺に「白い」で「粕」ですが、漢字とは深遠なものがあり感心しますが、まさに「白米」は粕なのです。ですから「粕」を食べていては健康になれないし、病気治療ではなおさらです。
また、大根、にんじん、かぶであればなるべく根と葉の両方を皮をむかずに食べ、魚であれば頭から尻尾まで食べられるものが理想です。

ですから@人間の食性に適したA地の作物を、その季節季節に合わせた旬の物を、B「一物全体」を考えた調理でいただくのが最高の贅沢な食事なのです。
日本の伝統食は人間の食性に適った理想の食形態なのです。
日本では肉食、乳製品中心の欧米食がもてはやされていますが、世界では(特に欧米では)日本食が健康のために非常に注目を集めています。
日本では古来より食事の時に「いただきます」と言いますが、これは食べ物の持つ生命力に対して感謝しているからなのです。
ぜひ、私たちも「いただきます」と食べ物の生命力に感謝して食事をしたいものです。
このように生命力のあるものを毎日の食生活に生かすことが出来れば、病気とは無縁の心身共に健康で幸福な長命を全うすることが出来るでしょう。

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